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性病の一つトラコーマ、恐ろしい卵管閉鎖

有名な性病の一つに「クラミジア」という性病があります。さらに、人に関係のあるクラミジアには3種類のクラミジアがありますが、その中の一種が「トラコーマクラミジア」です。鳥類からヒトへ感染するオウム病クラミジアや、ヒトからヒトへ感染する肺炎クラミジアなどがあるのに対し、トラコーマクラミジアは母親から、新生児や乳児に感染するクラミジアとなっています。

元々、トラコーマクラミジアとは性病の一種ではなく、眼疾患の病原体として有名なウイルスであり、母親からの産道での感染をするウイルスです。胎児が産道を通る際に感染し、肺炎や結膜炎の発症の原因となります。この際発症する結膜炎は、両目に発症する場合が多く最悪の場合は失明の危険性もあるため、たいへん恐ろしいウイルスです。出産前にクラミジアのウイルスが発見された場合は、必ず治療を行うべきでしょう。

ちなみにトラコーマクラミジアは、性行為で感染します。女性の主な症状は、オリモノの増加、下腹部の痛み、性交痛などですが、7割の方は自覚症状が少ないため、気付かない方も多いものです。トラコーマクラミジアは、感染に気付いて治療を始めれば一週間程度で治るものですが、そのまま放置すると子宮頸部から感染が広がり、子宮頸管炎を起こし、その後、子宮内膜へと感染が広がります。

それから、卵管や腹腔内にウイルスが広がり、卵管閉鎖が起こります。この卵管閉鎖が起こってしまうと、卵管から子宮への卵子の移動が難しくなるため、卵管性の不妊症を引き起こす原因となります。性病に関して、少しでも体調の変化を感じたら、「恥ずかしいから」と我慢せずになるべく早めに産婦人科などを受診し、性病の検査を受けましょう。